徳田けんいち後援会

歴史・文芸
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小林秀雄「近代絵画」


 絵画作品が好きで、17歳か18歳頃、マネ、モネ、ドガ、ロートレック、ゴーギャン、ゴッホなどの画集を持っていました。
 そのせいか、20代半ば頃出会った小林秀雄の「近代絵画」が大好きで、愛読書になりました。
 「近代絵画」の魅力は、そのなかに登場する画家たちが、小林の想像力によってあらためて命を与えられ、紙面のなかで生き生きと躍動していたことです。
 特にゴーギャンとゴッホの破天荒な生き方(ゴーギャンは株式仲買人、ゴッホは未資格の牧師)に親近感のようなものを感じ、ゴーギャンとゴッホの章を何度も読み返したような記憶があります。
 なかでも、ゴッホが発狂する前に描いた、太陽が燦燦と輝いたアルルの明るい自然の風景や、アルルの美しい桃の木の景観などが、なぜか心に染み入りました。

 小林秀雄(こばやし ひでお)は日本の作家、評論家です。彼は昭和時代から平成時代にかけて、文芸評論や社会評論など、幅広い分野で活躍しました。
 小林秀雄は、1928年に東京都に生まれました。彼は東京大学を卒業後、出版社や新聞社などで編集者としての経験を積み、その後、フリーランスの作家・評論家として独立しました。
 小林の批評活動は、文芸評論を中心に展開されました。彼は多くの作家や作品について独自の視点から分析し、評価しました。また、社会や文化の動向についても精力的に執筆し、その評論は、鋭い洞察力や風刺的な表現が特徴で、読者から高い評価を受けました。
 小林は文芸評論以外にも、政治評論や社会評論など幅広い分野にわたって執筆しました。彼の作品は、その時代の社会的な背景や問題意識を反映しており、多くの読者に影響を与えました。

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