東久留米市 徳田けんいち後援会 フレキシブルな発想で、東久留米市の市政に、新しい風、新しい理念、新しいデザインをもたらします。
東久留米市 徳田けんいち後援会 フレキシブルな発想で、東久留米市の市政に、新しい風、新しい理念、新しいデザインをもたらします。
東久留米市 徳田けんいち後援会 フレキシブルな発想で、東久留米市の市政に、新しい風、新しい理念、新しいデザインをもたらします。
  • 後援会の政策 >

東久留米市のまちづくりの指針としての「東久留米市のブランディング」

  • はじめに

     過去、東久留米市では、市と地域の諸団体・事業者・市民との連携により、東久留米ブランド認定、プレミアム付商品券、ふるさと納税、七福神めぐり、商工業振興のためのガイドブック発行など、地域経済の活性化のための様々な施策が実行されてきました。そしてそれらの企画のなかで、「まちの魅力」ということがたびたび表明されてきましたが、「まちの魅力」の意味や「まちの魅力」と地域経済の活性化との関係などについて、曖昧な部分を残したまま語られてきたように思います。そこで今回ここでは、それらの意味や関係などについてあらためて考察し、できればその中から、東久留米市のまちづくりの指針となるようなものを見出したいと思います。
     なお、これらのことを考える前に、このような考察を理解しやすくするために、これまであまり論じられることのなかった市(行政)の役割、地域の諸団体・事業者・市民の役割、市(行政)とそれらの団体等との関係、両者の連携と協働について考察し、誰がどのような役割を担い、何をすべきかについて、あらかじめ整理しておきたいと思います。

    市(行政)の役割、地域の諸団体・事業者・市民の役割、市とそれらの団体等の関係、両者の連携と協働

     市(行政)の役割、地域の諸団体・事業者・市民の役割、市とそれらの団体等の関係、両者の連携と協働
    市(行政)の役割とは市民生活への支援であり、そのためにインフラ・公共施設・制度等を整備し、それらの活動を可能にするために、徴税・税収の安定化・拡大等を行います。
     他方、地域の諸団体・事業者・市民は、地域社会の構成員として、市(行政)の支援を受けながら活動し、商品・サービスの生産・提供、生活関連施設・商工業施設の整備・展開など、地域における生産・消費・街づくりの実質的な運営を行います。
     市(行政)と地域の団体等との関係はこのようなものであり、このような相互補完的な関係から、両者の役割分担と、円滑な連携と協働が求められます。

    「まちの魅力」

     一概に「まちの魅力」といっても、さまざまな要素と種類、類型などがあります。
     まず「まちの魅力」には、「豊かな自然」「名所」のように自然からもたらされる魅力、「史実」「旧跡」「著名人」のように出来事や人物からもたらされる魅力、「特産品」「名産品」のように製品・商品からもたらされる魅力、「インフラ」「公共施設」「制度」のように自治体などが整備したものからもたらされる魅力、などがあります。
     また「まちの魅力」は、「インフラ」「制度」「自然」など生活に関連した魅力、「史実」「旧跡」など知的関心に根差した魅力、「史実」「旧跡」「著名人」「特産品」「名産品」など盛名・名声・声望に由来する魅力、などに分類することができます。
     「まちの魅力」はまた、「自然」「名所」「旧跡」「歴史」「史実」などに基づく魅力のように、もともと存在していたものから自然に発生したもの、「インフラ」「公共施設」「制度」などから生じる魅力のように、人為的に設けられたものから波及したもの、などに分類することもできます。
     「まちの魅力」はさらに、地域で生活する住民からの直接的な評価と、地域の外部で生活する人々からの評価などに分類することができます。
     地域の住民の評価による「まちの魅力」が、地域の住民によってすでに享受されている魅力であるのに対し、地域の外部の人々による評価は、これから享受する機会があるかもしれない魅力として、あるいはときどきその地域を訪れることで一時的に享受されている魅力として、定義することができます。
     いずれの事例でも、多くの人々の願望を刺激し、充足するという意味では、「まちの魅力」には、ブランドと似たところがあります。
     「まちの魅力」は、通常はさまざまな魅力が併存し、多くの場合、「暮らしやすいまち」「安全なまち」のように単独で評価され、地域の特性や文化、商品・サービスの一部に、「豊かな自然のあるまち」の「小麦」のように、その魅力から波及する余映を付加していることがあります。
     そして、そのなかに強い「まちの魅力」が一つ現れると、その魅力がそれまで併存していた他の「まちの魅力」を支配し、体系化し、従属させるようになり、その魅力を頂点とした、地域全体の特性や文化、商品・サービスを包含する、強力な魅力の集合、体系が現れるようになります。
     たとえば「深大寺」のように、その地域の象徴になるほど強い魅力(この場合は「史実」「旧跡」の名望がもたらす魅力。)があると、その魅力が地域全体を支配し、地域の特性や文化、商品・サービスに、「深大寺の蕎麦」のような付加価値、魅力の余映をあたえ、地域全体の魅力を一段と高めることになります。
     この場合の付加価値、魅力の余映とは、「深大寺」という「まちの魅力」が深大寺周辺のそば店の蕎麦にあたえる「史実の重み」ということになります。「深大寺」で蕎麦を食べる人々は、自分でも意識しないまま「深大寺」の「史実の重み」を感じながら蕎麦を食べることになりますが、そばを特別な味わい深いものにしているこの「史実の重み」が、この場合の付加価値、魅力の余映ということになります。
     「深大寺」の魅力は、おそらくは自然に発生したもののように思われますが、このような強い「まちの魅力」はまた、人為的に、あらたに作り出すこともできます。
     たとえば宮城県石巻市は漁港で有名ですが、石巻市はまた、漫画家の石ノ森章太郎先生が生まれ育ったまちでもあり、市内のいたるところに石ノ森先生の作品のオブジェを配置し、記念館を設置するなどして、地域を挙げて石巻市が石ノ森章太郎先生の生まれ育ったまちであることを強調しています。石巻市は、このようにして、石ノ森章太郎先生を前面に押し出すことで、これまで漁業一色だった石巻市を、「石ノ森章太郎先生が生まれ育った漁業の盛んなまち」というように、石ノ森章太郎先生の魅力が市内全域を支配する、新旧さまざまな要素がまじりあった先進的な都市のイメージにうまく転換できているように思われます。この場合、石ノ森章太郎先生の魅力に支配された石巻市の斬新なイメージが、あらたに作り出された石巻市の「まちの魅力」ということになります。
     地域の内外から評価される「まちの魅力」が充実したものであれば、域内の消費や投資、域外からの消費や投資や人口流入を誘い、地域経済や地域文化の活性化に寄与することが期待できるようになります。このような「まちの魅力」と地域経済、地位文化の関係は、「深大寺の蕎麦」や「石ノ森章太郎先生の石巻市」のほか、「寅さんの葛飾柴又」「熱海の温泉」など、全国いたるところに見られます。
     地域の内外から高く評価される「まちの魅力」はまた、シティセールスなどで見られるように、自治体やデベロッパーなどが域内の消費や投資、域外からの消費や投資、人口流入などを企画するようなとき、内外の対象者に対する宣伝・広告の素材として、積極的、かつ効果的に利用されることがあります。このような「まちの魅力」の利用法にも、ブランドの利用法に通じるものがあります。
     市(行政)は、市(行政)の役割が市民生活への支援であることから、市(行政)の役割の範囲のなかで「まちの魅力」について配慮し、それを整備します。

    「まちの魅力」と地域経済の活性化

     地域経済の活性化にはさまざまな効果がありますが、波及効果が多岐にわたり、最終的に「暮らしやすいまち」「住みやすいまち」といった「まちの魅力」がさらに拡充され、高められることになります。このようなことからしても、「まちの魅力」の拡充と向上が、地域経済の活性化の直接的・間接的な目的になっていることがわかります。

    「まちの魅力」の拡充

     「まちの魅力」の拡充と向上が地域住民の大きな要望であり、そのための支援が市(行政)の役割であるならば、それに見合った原資が必要になり、市内の消費や投資による担税力で足りなければ、市外からも消費や投資、人口流入を誘導する必要があります。このようなとき、前述したような、地域の内外の人々に強く働きかけることができる「まちの魅力」があれば、市外からの消費や投資、人口流入を実現することも可能になり、担税力の強化をはかりながら、「まちの魅力」のいっそうの拡充と向上を推し進めることが期待できるようになります。

    地域を象徴する「まちの魅力」

     「まちの魅力」には、これまで見てきたようにさまざまな種類がありますが、地域経済や地域文化に多大な影響をもたらすことができる「まちの魅力」ということになると限られてきます。
     このような「まちの魅力」は、地域の「特産品」や「名所旧跡」、「著名人」や「史実」などさまざまですが、共通していえることは、それらの「まちの魅力」が地域を象徴するようなものとなり、たとえぱ「深大寺の蕎麦」「石ノ森章太郎先生の石巻市」のように、地域全体がその魅力に支配され、その魅力と一体となり、地域の内外に対して強力な訴求力を発揮しているということです。

    東久留米市の現状

     東久留米市には多くの「まちの魅力」がありますが、地域の象徴となるような強い魅力ということになると、かならずしも十分なものがあるとはいえません。おそらくはこのような事情が、東久留米市が街づくりを進めていく上での障碍の一つになっているように思われますが、「まちの魅力」はつくることができ、強い「まちの魅力」がなければ、つくればいいということになります。

    東久留米市における「まちの魅力」についての精査

     強い「まちの魅力」は前述したように、なければつくることができます。
     そのような視点で、東久留米市における既存の「まちの魅力」について、あらためて精査してみます。
     東久留米市には、「湧水」「清流」「豊かな自然」「都心に近いベッドタウン」などさまざまな魅力がありますが、それらの多くが、単独では、東久留米市の象徴となり、東久留米市の経済や文化に強い影響力を及ぼすようなものではないことがわかります。
     鉄腕アトムの作者である手塚治虫先生や、うる星やつらの高橋留美子先生についても考えてみます。両者とも大変有名な方々で、東久留米市で生活していたことがあるというだけでは東久留米市を象徴するような「まちの魅力」にはなりませんが、その資格は十分にあるように思われます。
     まざまな角度から両者について検討させていただいた結果、やはり手塚先生への評価が格段に高く感じられ、ここでは手塚先生を東久留米市を象徴する「まちの魅力」の候補として検討させていただくことにしたいと思います。

    東久留米市のブランド化、東久留米市のブランディング

     地域の内外から評価される「まちの魅力」、特に地域の象徴となるような「まちの魅力」は、ブランドとよく似ています。
     ブランドについてはさまざまな定義がありますが、要約すると「企業の商品やサービスを消費者に効率よく受け入れてもらうための記号やメッセージ」ということになり、地域の内外から評価される東久留米市の「まちの魅力」も、「東久留米市の環境や商品やサービスを消費者に効率よく受け入れてもらうための記号やメッセージ」と言い表すことができます。
     このような点からも、「まちの魅力」は「まちのブランド」と言いかえても差し支えないように思われます。
     ブランドがブランドとして成立する過程は少し複雑で、①製品やサービスが消費者に受け入れられてブランドになるケース(例、赤城乳業株式会社のガリガリ君。ネスレ日本株式会社のネスカフェ)、②製品やサービスがブランド化され、その影響力で製品やサービスを提供している企業がブランド化されるケース(例、ガリガリ君を提供している赤城乳業株式会社。ネスカフェを提供しているネスレ日本株式会社)、③企業のブランド力で製品やサービスがブランド化されるケース(例、赤城乳業株式会社の各種商品。ネスレ日本株式会社の各種商品(もともとネスレはスイスの会社で、離乳食が有名。)などが考えられます。
     東久留米市の「まちの魅力」をブランドと同一視した場合も同様で、①東久留米市の「環境」「制度」「特産品」「名産品」「旧跡」「史実」「著名人」などの「まちの魅力」が消費者に受け入れられブランドになるケース、②東久留米市のさまざまな「まちの魅力」がブランド化され、その影響力でそれらの「まちの魅力」を提供している東久留米市という地域(東久留米市)がブランド化されるケース、③東久留米市という地域(東久留米市)のブランド力で、東久留米市の個々の「まちの魅力」、地域全体の特性や文化、商品・サービスなどがブランド化されるケースなどが考えられます。
     これを手塚先生にあてはめて考えると、①手塚先生の魅力が消費者に受け入れられブランド化されるケース、②その影響力で手塚先生が生活していた東久留米市という地域(東久留米市)がブランド化されるケース、③ブランド化された東久留米市という地域(東久留米市)のブランド力により東久留米市のさまざまな「まちの魅力」、地域全体の特性や文化、商品・サービスがブランド化されるケースが期待できるようになります。
     このような結果を目標に、東久留米市のさまざまな「まちの魅力」のなかからブランド化できるようなものをピックアップし、その影響力で東久留米市という地域(東久留米市)のブランド化をはかることを、ここでは「東久留米市をブランディングする」「東久留米市のブランディング」と呼ぶことにします。
     手塚先生は世界的に有名な漫画家、アニメクリエイター(アニメ制作をする作家)であり、すでにその高い評価は定まっていますので、手塚先生のブランド力で東久留米市をブランド化し、東久留米市のブランド力で地域の特性や文化、商品・サービスを、どのようにしてブランド化するかということが、ここでの主要なテーマになります。

    ブランド情報の周知

     手塚先生の魅力で東久留米市を魅力ある地域にするには、手塚先生が東久留米市で生活していたことがあるというだけでは足りず、ブランドをブランドとして確立する過程と同様に、東久留米市が手塚先生が60歳で亡くなるまでの約10年間生活したまちであることを大勢の人々に知っていただく必要があります。ブランドは不特定多数の人々に認識されて、はじめてブランドとして機能するようになります。

    インターネットの活用

     そのような情報を多くの人々に伝えるには、費用と効果においてインターネットの利用が適しています。インターネットをうまく活用すれば、東久留米市のブランディング情報を、国内だけでなく、世界中の人々に伝えることができます。
     また、ブランディングの効果として、将来、広範な地域から東久留米市の特性や商品・サービスが注目され、かかわりや取引が求められるようになったとき、インターネットの環境が整っていれば、利用者が離れた地域にいても、情報交換、商品・サービスの提供、代金の決済など、必要な処理ができるようになります。

    展示スペースの設置

     手塚先生のための展示スペースがあれば、手塚先生のファンや愛好家の方々に東久留米市に来訪していただき、生前、手塚先生が愛用した品々や、手塚先生が歩いた市内の情景などを、直接見ていただけるようになります。

    展示スペース設置の効果

     展示スペース設置に伴い、国内外に発信する東久留米市のブランディング情報がさらに充実し、大勢の人々に東久留米市への関心をいっそう深めていただけるようになります。
     また、手塚先生のための展示スペースがあれば、多くの方々に東久留米市に来訪していただけるようになり、それに伴う経済効果が期待できるようになります。
     秋葉原はアニメの聖地と呼ばれ、世界中から大勢のアニメファンを呼び寄せています。
     手塚先生はそのアニメ界の先駆者、巨人であり、世界的に有名な、多くの優れた作品を輩出しています。
     秋葉原から池袋まで山手線で約20分。池袋から東久留米まで西武池袋線で約20分。合計約40分。これだけの至近距離に手塚先生が生活していたまちがあり、展示スペースもあるということになれば、多くのアニメファン、愛好家、観光客が、東久留米市を訪れるようになることが期待できるようになります。

    展示スペースの仕様

     展示スペースは小さなものでよく、手塚先生の仕事部屋を再現し、愛用の机や筆記用具、食器、衣類、スケッチなどを陳列し、来訪者に生前の先生の仕事部屋の様子を肌で感じていたたけるようなものにします。展示スペースというと大きな記念館のようなものを想像し、費用などの問題からその段階で諦めてしまいがちですが、視点を変えてちょっと工夫するだけで、小さくても来訪者に新鮮な思いを感じていただけるようなものを用意することができます。
     たとえばロシアにドストエフスキー博物館があります。最近、プーチン大統領が訪れたそうです。大変立派な博物館で、さまざまな資料が保存されているそうですが、その中で、私個人にとって一番大事な場所は、ドストエフスキーが使っていた書斎であり、机や椅子、食器、壁に掛けられた写真、などです。ここで「罪と罰」「悪霊」「カラマーゾフの兄弟」などの大作を書き上げたと思うと、身が引き締まるような思いがし、ドストエフスキーとおなじ時間、おなじ空間にいるような錯覚を覚えます。
     これは、来訪者にとって何が大事な部分かを見極めることで、最小の予算で最大の効果が実現できるかもしれないということを示すための一例です。

    展示スペースの運営

     展示スペースの運営は、展示スペースが地域経済の活性化を目的として設けられることから、市(行政)の役割になり、市(行政)が運営することになります。
     展示スペースを市役所一階のロビー、生涯学習センター、図書館など公共施設の一隅に設置することができれば、費用は展示スペースの構築費、遺品などの賃貸料、損害保険料、案内役のアルバイトの人件費などの運用費だけになり、費用を相当安く抑えることができます。

    周遊観光ルートの整備

     たとえば市役所に展示スペースを設置した場合、東久留米駅から市役所までの通りの両側、通りの周辺に、観光客を対象にした飲食店、土産物店、宿泊施設などが立ち並ぶようになることが予想されます。そして適切な案内があれば、市役所からさらに、湧水、清流、縄文遺跡をめぐる周遊観光コースができあがり、やがてその沿道にも、飲食店、土産物店、宿泊施設、道の駅などの商業施設が立ち並ぶようになり、商業地域が拡大していくことが期待できるようになります。

    西武鉄道との連携

     東久留米市への観光客の来訪による鉄道利用者の増加を見込むことができれば、西武鉄道としても、駅構内の装飾、案内、情報の発信等で、東久留米市(行政)に協力することも、やぶさかではないように思われます。
     なお、西武池袋線には、椎名町(トキワ荘)、飯能(ムーミン)など、手塚先生関連の施設があり、西武鉄道としては、西武池袋線を手塚治虫ラインとして観光路線化することも可能で、十分メリットがある企画になるように思われます。

    未来への展望

     このようにして手塚先生という東久留米市の象徴となるような強い「まちの魅力」を持つことで、東久留米市のブランディングが実現し、東久留米市のブランディング効果による地域経済・地域文化の活性化と拡大、循環型の社会の形成が期待できるようになり、観光立地による持続的な成長と安定に支えられた、東久留米市の豊かな未来が展望できるようになります。

最近のニュース・トピックス

カテゴリー

アーカイブ

ページトップへ