活力ある健康長寿社会の実現
昨夜、参議院議員のたけみ敬三氏のお話を聞く機会がありました。お話のポイントは、日本がこれから迎える少子高齢化社会、人口減少社会への対応ということで、そのなかでたけみ氏は、女性の活躍や移民の活用、AIやロボットの導入など、これまで各方面から提案され、すでに実行に移されている施策を中心に、高齢者の活用ということをお話になりました。高齢者が増大するのであれば、高齢者が働き続けることができる環境を整備し、高齢者に可能な限り働いていただけば良いというこれまでも提唱されてきた考え方ですが、たけみ氏のユニークなところは、高齢者が働き続けるには健康で活力がなければならず、高齢者の健康と活力ある生活を実現するにはどのような施策を立案し実行すれば良いのかという一番重要な部分が様々な角度から検討され、具体性が感じられたということです。指針や政策を立案、表明することは、多分、それほど難しいことではないでしょう。難しいのは、それを実現するための具体的な青写真と計画の作成であり、その点が立案者の能力が最も問われる部分ではないかと思います。少子高齢化社会、人口減少社会のなかで、高齢者の果たす役割は、今後、増々重要になって来ると思います。そして、働く意欲のある高齢者を支えるには、医療制度をはじめとした、政策面からの様々な支援が必要になって来ます。当たり前と言えば当たり前な話ですが、今回のたけみ氏のお話は、それを具体的な計画として提唱する、大変意義のあるお話だったように思います。