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最近読んだ本 – 西田和明著「手作りラジオ工作入門」 –

 ラジオ少年だった頃の楽しい日々を思い出しながら、この本を読ませていただきました。ゲルマニューム・ラジオ、トランジスタ式超再生ラジオ、2石+1IC 2バンド・ラジオ、2球再生式ラジオ、1級+1石 0-V-1 ラジオ、2球超再生式ラジオ、など、少年時代の記憶がありありと甦るような記事でいっぱいで、心が和みました。

 なかでもマクスウェルが電磁波の存在を予言し(1864年)、それをヘルツが実験で証明した1800代半ばの記述が興味深く感じられました。
 ヘルツが作った世界初の電波送信器(1884年製)は、ヘルツ火花式送信機と呼ばれ、誘導コイルに断続的に高電圧を発生させ、それを金属板を介して、空間に雑音電波として放射するというものでした。このような単純な装置が第一次世界大戦の後まで進んだ通信手段として使われていたということなので、大変な驚きです。
 下の図が受信機で、送信側の火花の周波数に金属環のループ・アンテナが共鳴すると放電ギャップにスパークが飛び、電波を受信していることがわかったそうですが、こちらもまた驚くほど仕組が単純です。

 下の図にあるコヒーラは、火花式送信機の電波の検知のために、開発当初から大いに使われたということですが、コヒーラは外部から火花放電などのエネルギーを受けると、ガラス管内の金属の粉末の表面がはがれ、導電する(電気が通る)仕組になっていたそうです。
 コヒーラをリレーと組み合わせ、導電したままになっている金属の粉末を元の絶縁状態に戻し、何度も電波を検知できるようにしたものが、その下の図です。コヒーラの管内の金属粉は、振動を与えて接触面を変えてやると絶縁状態になり、リレーと組み合わせることで、何度も電波を検知し、その都度リレーを作動させ、一種のスイッチとして利用することができたようです。

 1895年にイタリアのマルコーニが火花式発信器で電波を飛ばし、2.4km離れた場所にあるコヒーラでその電波を受信したという記録があるそうです。
 4年後の1899年に、マルコーニが英仏海峡間の無線電信横断を成功させたとありますが、火花式発信器とコヒーラを利用した受信機で、どのような方法で電信(モールス符号)を送受信することができたのか、ちょっと理解しかねます。
 多分、送信側の送信と次の送信までの間隔の組合せでモールス符号を構成し、これを受信側のコヒーラとリレーを使った装置が紙に書き出し、あるいは音と無音の組合せとして感知できるようにし、モールス符号として再現したのでしょうか。
 1912年4月、イギリスのサウサンプトンからニューヨークに向けて出港したタイタニック号が、14日の夜、ニューファンドランド沖で氷山に衝突し、乗客・乗員2224人のうち1500人が亡くなるという大惨事に遭遇していますが、このときタイタニック号からSOSを交えた遭難信号を発信したのが火花式送信器で、遭難信号を受信した貨物船カルパシア号の受信機もコヒーラ検波器を利用したものだったそうです。

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