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太宰治と三島由紀夫

 以前、中央公論社の挿絵のついた太宰治の文学全集を持っていましたが、どこかで見失ってしまい、大変残念に思っています。
 社会保険労務士という仕事柄、ハローワーク三鷹によく行きます。ハローワーク三鷹のすぐ近くに禅林寺という寺があり、太宰の墓があるそうです。あとから知りましたが、森鴎外の墓所も、すぐ近くにあるそうです。
 太宰の遺体が発見された6月19日は「桜桃忌」と名づけられ、毎年禅林寺の墓前には、多くの太宰ファンが訪れているそうです。
 ちなみに太宰は、西荻窪、中野あたりで、よく飲んでいたようです。住居のあった三鷹、お世話になった井伏鱒二の住まいのあった荻窪にも、太宰は沢山痕跡を残しています。

 生前、太宰は一度だけ、三島由紀夫と会っています。昭和21年12月、太宰37歳、三島21歳のときだそうです。
 太宰は酔っぱらって取り巻きの学生たちと盛り上がっていたということですが、編集者や他の学生たちと一緒に太宰を訪ねた三島は(一説によると、三島は太宰を意識して、羽織袴で出かけたそうです)、太宰に面と向かって「僕は太宰さんの文学はきらいなんです」と言ったそうです。三島の回想では、太宰はそのとき、「そんなことを言ったって、こうして来てるんだから、やっぱり好きなんだよな。なあ、やっぱり好きなんだ」と言ったそうですが、編集者の回想では「きらいなら、来なけりゃいいじゃねえか」と言ったということで、もはや真相は明らかではありませんが、どちらもありそうな気がします。

 稀有な才能を持った二人の作家の生涯でたった一度の出会いとは、こういうものでしょうか。静けさのなかにも激しさがあり、高圧電流が一瞬放電するような、何か不思議な感覚を覚えます。

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