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二酸化炭素を“夢の技術”で利用、欧州での取り組み

 二酸化炭素の濃度がこのまま高まれば、いずれ呼吸できなくなり、人類が死滅することも予想されます。
 増加した二酸化炭素を減少させ、大気の成分を適切な割合に戻さなければなりませんが、これまでこの役割を果たしていたのが植物です。
 しかし現状は、植物が増えるどころか、南米の密林や森の大規模な伐採など、逆の方向へ進んでいます。
 大気中の二酸化炭素を回収するといっても限度はあるのでしょうが、今回のヨーロッパでの試みは、このような現状に希望を与えるもののように感じられます。
 危険な核物質を無害な物質に変換する技術も日本の企業によって確立されたということなので、一つ一つですが、人類の前に立ちはだかる大きな困難が解消されつつあるように思われます。

 以下、7/5(木) 0:44配信のTBS Newsからの引用になります。

 地球温暖化対策と言えば、温室効果ガスである二酸化炭素の排出をいかに減らすかということに目がいきますが、逆に、大気中にある、この二酸化炭素を大量に取り込んで利用してしまおうという取り組みがヨーロッパで進んでいます。

 スイス北部・チューリッヒ郊外。一見、どこにでもある野菜の温室栽培施設ですが、ナスやキュウリは大きく育ったものばかり。この温室には時折、こんな音が響き渡ります。
 「シュー」

 「このシューっという音・・・、野菜の間を通っている管から二酸化炭素が室内に放たれている音なの」(クライムワークス ルイーズ・チャールズさん)

 二酸化炭素の濃度を高めることで光合成を促進し、野菜は2割ほど大きく、そして早く収穫できるようになりました。注目は、この温室で使っている二酸化炭素の“集め方”。

 「こちら飛行機のエンジンを並べたような装置が並んでいますが、この装置で直接、大気中から二酸化炭素を回収することができるといいます」(記者)

 温室のすぐ近くのごみ処理場に設置されたのは、二酸化炭素を大気中から回収して販売する世界初の商業プラント。去年、スイスのベンチャー企業が稼働させました。その仕組みは・・・。大気中の二酸化炭素を特殊なフィルターを使って吸着させ、100度近くに加熱することによって回収できるというもの。動力源には、ごみ処理場の廃熱を利用しています。近々、こんな計画が・・・ 
 「私たちが毎日飲む、こうした炭酸飲料に、私たちの会社の装置で回収された二酸化炭素が使われることになるでしょう」(クライムワークス ルイーズ・チャールズさん)

 年内にも炭酸飲料メーカーの工場に装置が設置される見込みで、メーカーにとっても二酸化炭素の運送コストや排出量の削減につながります。ただ、将来的にスイス政府からの補助金なしでビジネスを進めるには、二酸化炭素の回収コストを半分以下にする必要があります。それでも、装置が普及すれば、回収コストは下がると見込んでいます。

 「排熱が利用できさえすれば、世界中どこでも装置を置くことができます。より多くの、そして大規模な回収プラントが世界中に設置されることになるでしょう」(クライムワークス ルイーズ・チャールズさん)

 ヨーロッパの島国アイスランドでは、さきほどのスイスの装置を使って回収した二酸化炭素を、「あるもの」に変えるプロジェクトが進んでいます。

 ここは、アイスランド最大の地熱発電所。敷地内には、あの二酸化炭素回収装置が設置され、発電に伴って排出された二酸化炭素とともに、水に溶かされて1つの建物へと送られます。

 「このドーム型の建物、この中で二酸化炭素を石に変える作業が行われているといいます」(記者)

 地中に伸びる1本の管。二酸化炭素を含んだ水を地下800メートルにある火山岩の一種「玄武岩(げんぶがん)」に注入すると、「石」に変化するといいます。

 「二酸化炭素が石化しているのが分かるでしょう。岩の隙間を満たす白い部分です。こうすると永く安全に貯蔵することができるの。岩の中で石になった二酸化炭素は、数千年、地中にとどまり続けるのです」(レイキャビク・エナジー スナイビョーンズドッティル博士)

 この技術は、日本でも応用が可能だといいます。

 「日本には玄武岩などの火山岩があり、アイスランドで行っているような二酸化炭素鉱物化の技術を応用できるはず。これは温暖化問題の解決策のひとつ。我々はあらゆる手を打つ必要があるのです」(アイスランド大学 ギズラーセン教授)

 二酸化炭素を石に変える。その技術にスイス政府やEUなどは40億円規模の支援を行っています。

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