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コロナ治療薬候補のアビガン、承認申請へ 有効性確認か

 漸く富士フイルムが新型コロナウイルスの治療薬候補アビガンの製造販売の承認の申請に漕ぎ着けたようです。
 アビガンに関しては、薬剤の開発国でありながら、なかなか国の承認を得ることができず、一方で、中国やロシアなど国外で、アビガンのジェネリック医薬品が大量に製造され、治療に使われるという理不尽な状態が続いていましたが、これで国の承認が得られれば、本来あるべき状態になるように思われます。
 新型コロナウイルスに感染している人たちを隔離し、感染していない人たちだけで経済を回すという考えもありますが、感染していない人たちだけを大量に選別するということが大変難しく、ここはやはり、感染してもすぐに治療ができる治療薬を用意することが最も効果があるように思います。アビガンはどのような病状に対しても有効というわけではないようですが、少なくとも病状の改善に繋がる治療薬があるということは、多くの国民に安心感をもたらし、結果として経済の再生に結びついていくように思われます。アビガンの新型コロナウイルスの治療薬としての国の承認は、そのような意味でも、大変意義があるかと思います。

 以下、9月21日の朝日新聞デジタルからの引用になります。

 新型コロナウイルスの治療薬候補「アビガン」について、富士フイルム富山化学が近く国に製造販売の承認を申請することがわかった。9月中旬まで実施した臨床試験(治験)のデータを20日に精査し、一定の有効性が確認できたもようだ。承認されれば、日本で開発された新型コロナ治療薬としては初めてとなる。

 申請後は、厚生労働省が有効性や安全性などを審査し、承認するか決める。新型コロナ治療薬はこれまでに「ベクルリー」(一般名レムデシビル)と「デキサメタゾン」が承認されている。

 アビガンはこれまで一部の病院で、患者の希望と医師らの判断で使える「観察研究」という枠組みで使用されてきた。正式に承認されれば、従来よりも多くの病院、患者に使用できる可能性がある。感染初期の軽症の段階で使うことが想定されている。ただ、アビガンは投与すると胎児に奇形が出るおそれがあることがわかっており、妊娠中やその可能性のある女性、相手の男性には使えない。

 富山化学は3月末に国内での治験を始めた。96人を目標に参加者を募集し、当初は6月末に終える予定だった。だが、緊急事態宣言などによって患者が減ったことから参加者数を確保できず、7月以降も治験を続けていた。7月中旬ごろから患者が再び増えたことで目標数を確保できた。

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