徳田けんいち後援会

科学・医療
科学・医療
科学・医療

麻酔の発見に寄与したフロイト


 ジークムント・フロイトといえば精神分析学の創始者として有名ですが、彼は若い頃、あやうく麻酔の発見者になるところでした。それまで外科手術は、麻酔が発見されていなかったために、麻酔なしで行われていましたが(そのため当時の手術室は、さながら屠殺場のような様相を呈したといわれていました)、フロイトが麻酔の第一発見者になっていれば、彼は別の意味で医学の歴史に名を残すことになっていたでしょう。

 フロイトの役割とその詳細

 フロイトとコカイン
 1884年、フロイトはコカインに興味を持ち、その薬理学的効果を研究し始めました。彼はコカインが疲労を軽減し、精神的な活力を増加させることに気付きました。また、彼はコカインが潜在的に依存性があることには気付いていませんでした。フロイトは友人や同僚にもコカインを勧め、その効果を広く報告しました。

 麻酔作用の発見
 フロイトが最も関心を持っていたのは、コカインの治療的用途でした。彼はコカインが特定の神経疾患の治療に役立つと考えていましたが、コカインの局所麻酔作用に関する発見はフロイト自身によるものではありませんでした。
 フロイトの研究をきっかけに、彼の同僚で眼科医のカール・コラーがコカインの局所麻酔効果を発見しました。1884年、コラーはコカインを使って眼科手術を行い、成功を収めました。コラーの発見により、コカインは初めて局所麻酔薬として医学界に広まりました。

 フロイトの役割
 フロイトは、コカインの麻酔作用を発見したわけではないものの、その発見の道を開く役割を果たしました。彼の研究と推奨がコラーに影響を与え、最終的にコラーがコカインの局所麻酔効果を実証することに繋がりました。
 フロイトはコカインの麻酔作用の直接の発見者とは言えませんが、彼の研究とコカインに対する関心が、コカインの麻酔効果の発見に重要な役割を果たしました。カール・コラーがコカインの局所麻酔効果を実証したことにより、この発見が医学に大きな貢献をもたらしました。

 このようにフロイトは、麻酔の発見者になる至近距離にいましたが、コカインの作用を治療目的で考えていたために、麻酔の発見者としての栄誉を逃してしまうことになってしまいました。

ページトップへ

Translate »