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JR東日本と三井物産、英で旅客鉄道事業の運営権獲得

 イギリスではすでに日立製作所が、2005年のロンドンとドーバーを結ぶイーストウェスタン鉄道向けのClass 395 174両(6両×29編成)の納入と7年間の車両保守(最長35年)、2012年のIEP(Intercity Express Programme:都市間高速鉄道計画)に基づくロンドンと英国南西部を結ぶGreat Western Main Line(グレートウェスタン本線)及びロンドンとスコットランドを結ぶEast Coast Main Line(イーストコースト本線)向けのClass 800/801 866両の車両の製造と27年半にわたる保守事業を受注しており、海外における日本企業による鉄道事業の展開という観点から、今回のJR東日本と三井物産によるイギリスでの旅客鉄道事業の運営権獲得も、刮目すべき出来事かと思います。
 なお、2015年、JR東日本は子会社を通じ、ロンドンとマンチェスター、リーズを時速360kmで結ぶ高速鉄道ハイスピード2(HS2)の建設計画を進めるハイスピードツー社(HS2社)と間で、高速列車のトンネル通過時に発破音や振動が生じるトンネル微気圧波の対策や、パンタグラフ騒音の対策、設備のメンテナンス管理、旅客案内を含む駅の管理など6項目についてのコンサルティング契約を結んでおり、今回の受注はそれに続くものになります。また、日立も、ハイスビート2(HS2)向け車両供給の入札で、仏アルストム、独シーメンス、カナダのボンバルディア、スペインのパテンテス・タルゴとともに、最終候補に残っています。

The Hitachi Rail Europe Rolling Stock Portfolio
※AT-200がスコットレール用の車両、AT-300が都市間高速鉄道計画用の車両、そしてAT-400がHS2用の車両のようです。

 以下、JR東日本のホームページからの抜粋と引用になります。

 2017年8月10日(木)、JR 東日本、三井物産は、アベリオ UK 社(英国 Abellio Transport Group Limited)と共に、英国旅客鉄道運行事業フランチャイズの一つであるウェストミッドランズ(West Midlands)旅客鉄道事業の運営権を、英国運輸省より獲得したと発表しました。
 JR 東日本、三井物産及びアベリオ UK 社はコンソーシアムを組成し、ウェストミッドランズ旅客鉄道事業への参画に向けて受注活動に取り組んできましたが、2016年 11 月に入札、このたび受注通知を受け、英国運輸省と連携し、12月からの本事業開始に向けて準備を進めていくということです。   
 英国では民間企業が旅客鉄道運行事業の運営を担うフランチャイズ制度をとっており、地域毎に分けられた各路線の運行事業者は、英国運輸省による入札によって決定されます。
 ウェストミッドランズ旅客鉄道事業は、ロンドンへの通勤路線、ロンドンからイングランド北西部の都市リバプールまでをつなぐ長距離路線及びイングランド中西部にある英国第 2 の都市バーミンガムの都市圏輸送を担うものです。 
 JR東日本と三井物産は、ウェストミッドランズ旅客鉄道事業にあたり、英国運輸省より要請される新車両の導入による輸送力増強やロンドン・バーミンガム周辺の通勤混雑緩和、お客様への情報提供や輸送安定性の強化等のサービス品質向上などの実現に向け取り組んで行くとしています。

 ウェストミッドランズ旅客鉄道事業は、JR 東日本・三井物産の両社が共同で海外鉄道事業の運営に取り組む初めての案件となります。また、JR 東日本が海外鉄道運行事業に参画する最初の案件であり、三井物産としては英国イーストアングリア(East Anglia )旅客鉄道運行事業に続く、同国内 2路線目の旅客鉄道事業参画になります。
 現在の運行事業者による事業規模は、路線長899km、年間乗客数約7360万人、車両数551両(173編成)、駅数170駅、従業員数約2500人ということです。

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