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東京大学 医科学研究所 先端医療研究センター 先端がん治療分野 先端がん治療分野のミッション

 東京大学医科学研究所の「ウイルス療法」は、遺伝子操作を行ったウィルスによりがん細胞だけを破壊する革新的な治療法です。米国立がん研究所の小林久隆主任研究員の近赤外線を利用したがん治療法とイメージが重なりますが、ウィルス療法はウィルスでがん細胞を破壊するところが近赤外線療法と異なります。ウィルス療法はすでに臨床試験が始まり、近赤外線療法も今年の春からということなので、来年か再来年には、一般の病院でも両方の治療を選択的に受けられるようになるかもしれません。末期がんでも手術をしないで根本的な治療ができるようなので、がんと闘っている患者の方々にとっては大変な朗報かと思います。

 以下、東京大学医科学研究所のホームページからの引用になります。

 高まるがんの死亡率と新治療法開発へのニーズの高まり

 がんの死亡率は年々増加の一途を辿っており、特に難治性のがんや、標準治療後に再発を来したがんの場合、その根治は難しいケースが多く、新しいアプローチによるがん治療法の開発は国家的急務となっています。

東京大学 医科学研究所 先端医療研究センター 先端がん治療分野 藤堂具紀医学博士


 難治性がんに対する新しい治療法の開発と実用化に向けて

 そんな中、私たちは、全く新しい概念に基づくがん治療法「ウイルス療法」の研究開発に取り組み、その実用化を目指しています。
 現在、研究開発中の遺伝子組み換えHSV-1を用いたウイルス療法は、がん特異的に複製するウイルスをがん細胞に感染させ、ウイルス複製による直接的な殺細胞作用を利用してがんの治癒を図る革新的な治療法です。これまでの研究でも、その治療法の高い安全性と強力な抗腫瘍作用が確認されており、世界に先駆けた臨床開発が、ここ“先端がん治療分野”で進められています。
 また、当該治療法は、あらゆる固形がんに有効であることが前臨床研究より示唆され、汎用性・応用性に優れた新規がん治療法としての期待も非常に高まっています。
 私たちは、今後さらなる臨床研究を重ね、我が国におけるウイルス療法の実用性を確立し、成果を実用化に直結させていきたいと考えています。これまで、手術、放射線治療、薬物療法に限られていたがん治療法に新しいジャンルを導入し、治療の選択肢を増やすことで、がん治療成績の飛躍的向上を目指していきたい、それがこの研究に携わる私たちの思いであり、ミッションです。

 以下、同じ東京大学医科学研究所のホームページの別のページからの引用になります。

進行中の臨床研究

 ウイルス療法の臨床研究

 ウイルス療法は、増殖するウイルスを使ってがんを治す画期的な治療法です。本臨床研究で用いるG47Δウイルスは、がん細胞だけを殺して正常細胞は傷つけないように工夫されています。つまり、ウイルス遺伝子を組み換えることによってウイルスの作用をコントロールし、がん細胞内だけでよく増えるようにすることで直接的にがん細胞を破壊します。加えて、G47Δウイルスが感染したがん細胞は免疫を担う細胞(リンパ球)に発見されやすくもなっており、より強力な抗腫瘍免疫効果(がんワクチン効果)が期待できます。

 G47Δについて

 G47Δは、第三世代遺伝子組換え単純ヘルペスI型ウイルスで、米国で臨床試験に用いられた第二世代遺伝子組換え単純ヘルペスウイルスI型のG207を改良したものです。単純ヘルペスI型ウイルスのゲノムの大きさは、約152kbで、80個以上のウイルス遺伝子を持っています。G207が二つのウイルス遺伝子を操作したものであるのに対し、G47Δは3つの遺伝子を操作した三重変異を有するヘルペスウイルスであり、G207よりもさらに安全性と治療効果を高めてあります。単純ヘルペスウイルスI型がヘルペス脳炎を起こす遺伝子はすでに解明されており、G47Δはその遺伝子をあらかじめ除去してありますから正常組織を傷害することはありません。すなわち、G47Δは正常細胞では増えず、感染した腫瘍細胞内だけで増えるため腫瘍細胞だけが破壊されます。万一G47Δが増え過ぎたとしてもヘルペスウイルスに対する抗ウイルス薬がありますから、いつでも治療を中断することができ、安全性に優れています。

ヒト膠芽腫細胞の場合
ウイルス投与前

ウイルス投与後(36時間経過)

 単純ヘルペスウイルスI型(HSV-1)について

 通常の単純ヘルペスI型ウイルスは、皮膚や粘膜に接触することで感染し、そこで増えて細胞を壊して細胞外に移動し、隣の細胞へ感染を繰り返していきます。そして、口唇に水疱ができたり、ごくまれに脳炎(ヘルペス脳炎)を起こしたりします。また、単純ヘルペスI型ウイルスは増殖しながら神経に沿っても移動していき、感覚神経節(しばしば三叉神経節)に入り込んでその中でじっとしています(潜伏感染)。この潜伏感染の状態ではウイルスは増えもせず、他のヒトへ感染することもありませんが、免疫力が低下するなどすると、この潜伏感染の状態からウイルスが再活性化して口唇に水疱がまたできたりします。

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