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最近読んだ本 – 人は血管から老化する –

 「人は血管から老化する」というタイトルですが、血管は何歳からでも若返るというのが、この本のもう一つの主題です。

 池谷先生によれば、血管の老化を進展させるのは、喫煙、高血圧、脂質代謝異常、高血糖だそうです。
 高血圧や高血糖が怖いのは、それが血管を傷つけ、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症、腎不全、糖尿病性網膜症など、重大な病気の原因になるからだそうです。

 血管は大きく「動脈」「静脈」「毛細血管」の3種類に分けられ、動脈と静脈は、内側から「内膜」「中膜」「外膜」という3層構造でできているとのこと。
 外膜は外部からの衝撃や圧力から血管内部を守り、弾性繊維と平滑筋からできた中膜は血管を収縮・拡張させて血流や血圧をコントロールし、内膜は血液とじかに接する層になるそうです。
 内膜の内側には「内皮細胞」という細胞がびっしりと並び、血液や血管の機能をコントロールする一酸化窒素(NO)を分泌したり、血圧を調整したり、血管の炎症を抑えたりしているそうです。

 池谷先生の話では、血管の老化は、血管の内皮にびっしりと並んでいる「血管内皮細胞」が傷つけられることから始まるそうです。

 段階を追って見ると、以下のようになるそうです。

(1)高血圧、高血糖、高コレステロールが血管内皮細胞を傷つけます。
(2)傷ついた部分に白血球がついて、細胞の隙間から内膜の中に侵入します。
(3)白血球は内膜のなかで、老廃物を食べて処理する細胞、マクロファージになります。
(4)血液中に過剰なコレステロールがあると、内膜の傷から侵入し、それが活性酸素により酸化します。
(5)マクロファージは酸化した悪玉コレステロールを異物と見なして捕食します。
(6)マクロファージは内部に脂をため込んだ泡沫細胞に変化します。
(7)血管の壁に泡沫細胞がたくさん蓄積して、お粥状の脂を含んだコブかできます。
(8)コブの部分は血管の壁が厚くなり、しなやかさを失い、硬くなります。
(9)その結果、血液の通り道が狭くなります。

 なるほど、血管の老化や動脈硬化は、こうして生じるのですね。

 ところで、池谷先生によれば、血管内皮細胞から分泌される一酸化窒素(NO)の力で、傷ついた血管が若返るそうです。

 ポイントは、血管内皮細胞が分泌する一酸化窒素(NO)です。

 一酸化窒素(NO)のいちばんの役割は、血管を広げて血流をよくし、血圧を安定させてくれることで、もう一つの大事な役割は、傷ついた血管を修復してくれることだそうです。血管内の炎症やコブを修復し、動脈硬化が進むのを抑え、血小板が集まって血栓を作るのを防ぎ、血管が詰まる原因を取り除く働きもあるということです。
 
 では、一酸化窒素(NO)の分泌を上げるにはどうすればよいか。
 それが先生の話では、運動、特に下肢の運動ということになります。
 30分程度のウォーキングが最適とのことですが、ストレッチなど自宅でもできる運動を細目に行い、合計で30分になるようにした場合も同様の効果があるということです。
 軽い運動をすることで、血圧が適正な値になり、血管内のコブを除去することができ、しなやかな血管を取り戻すことができるのであれば、今日からでも取り組みたいものです。

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