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スウェーデン、戦争への備えを国民に呼びかけ 高まるロシアとの緊張関係

 最近、スウェーデンが戦争への備えを国民に呼びかけるなど、北欧の情勢がきな臭くなっています。
 原因はロシアとの緊張関係が高まっているためで、非同盟中立国のスウェーデンがNATOに接近したことが遠因になっているようです。
 ロシアはスウェーデンのNATO接近を阻止するために、スウェーデンへの核攻撃を想定した軍事演習を行うなど、圧力をかけています。
 スウェーデンはロシアから過去2度も侵略を受けており(1788年から1790年まで続いた第一次ロシア・スウェーデン戦争、1808年の第二次ロシア・スウェーデン戦争)、ロシアの軍事演習に触発された危機感は、並大抵のものではないのかもしれません。
 このようなことから、スウェーデンは非同盟中立国の立場を貫き、NATO加盟を否定しながらも、NATO加盟国との関係性を強める一方で、国民に戦争への備えを呼びかけ、戦争に巻き込まれる事態を想定したパンフレットを470万世帯に配布し、2010年に廃止した徴兵制を2018年に復活させようとしています。

 以下、1月19日のHAFFPOSTからの引用になります。

軍事演習中の兵士に面会するスウェーデン首相のステファン・ロベーン氏(2017年9月15日撮影)

 ロシアとの緊張関係が高まっているスウェーデンが、戦争を含む有事の対応マニュアルを記したパンフレットを約470万の全世帯に配布する準備をしていることがわかった。複数の海外メディアが報じた。5月に発行される見込みだ。
 有事対応当局者は、パンフレット作成の背景にはバルト地域の治安情勢があるとCNNに話したという。

 「戦争になったら」

 クオーツによると「Om kriget kommer(戦争になったら)」というタイトルで作られているパンフレットは、サイバー攻撃やテロ、気候変動といった有事に加えて、戦争への備えとして、水、食料、毛布などを準備しておくよう呼びかける。空襲などからの一時避難の行動マニュアルや持ち物(身分証明書、衣服、ガスマスク)も記載される。

 パンフレットの最後には、誤った情報やプロパガンダにどう対処すべきかも記されるという。
 スウェーデンは1940年代から、こうしたパンフレットを国民に配布していたが、1991年の冷戦終結を最後に配布をやめていた。
 政府広報担当者のアンダーソン氏は、「全ての社会が、軍事的危機に限らず紛争に備える必要がある。スウェーデンは(冷戦集結後)25年から30年ほどきちんと案内してこなかったたので、国民の知識レベルが下がってしまっている」と話したという。

 スウェーデンとロシアの緊張関係の高まり

 国民への呼びかけの背景には、ロシアへの警戒の高まりがある。
 2016年にはNATO(北大西洋条約機構)が、ロシア空軍がスウェーデンへの核攻撃を想定して軍事演習を行なっていると報告した。スウェーデンは「非同盟中立国」の立場を貫き、NATO加盟を否定しつつもNATO加盟国との関係性を強めている。
 スウェーデン軍は、2015年からバルト海に浮かぶ冷戦時代の要塞ゴトランド島に部隊を再配備するなど、軍備拡大を図っている。
 BBCによれば、2010年に廃止していた徴兵制を2018年に復活させると2017年3月に発表していた。

 南 麻理江 ハフポスト日本版ニュースエディター

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